1. 三大出費とは人生の三大出費とは、「住宅資金(住宅ローン)」と「教育費」、そして「老後資金」を指します。住宅ローンは長期にわたり家計に影響し、教育費は一定期間に集中して必要になります。一方、老後資金は実際に使うのは先ですが、準備には時間がかかります。人生の三大出費はそれぞれ性質が異なります。同時に意識しておくことで、将来の家計を見通しやすくなります。2. 教育費・老後資金・住宅ローン…備える際の「心構え」三大出費すべてに備えるには、計画的な配分が欠かせません。重要なのは、必要となる時期の違いを理解することです。例えば、教育費は比較的近い将来に発生しやすい費用です。短い期間で準備するには、毎月の積立を厚くする(積立額を多くする)必要があるでしょう。一方、老後資金は長期的な視点で準備できます。毎月の積立額は少なくても、長く継続することでまとまった資産を準備できます。【目標資産・期間別、毎月の必要積立額】 10年後20年後30年後40年後500万円4.0万円1.9万円1.2万円0.8万円1,000万円8.0万円3.8万円2.4万円1.7万円1,500万円12.0万円5.6万円3.6万円2.5万円2,000万円16.0万円7.5万円4.8万円3.3万円※利回り1.0%の1年間複利で試算(利息(税金)は考慮せず)※これらの計算はすべて考え方の一例を示すことのみを目的としており、将来の利回り等を保証・示唆するものではありません。準備期間の違いから、短期的には教育費の用意を優先し、老後資金は少なめに配分するという考え方もあります。住宅ローンの返済と同時に準備する際は、この違いに目を向けてうまくバランスを取るとよいでしょう。3. 今の生活も大事!余裕をもって備えようここまで三大出費へ同時に備えるための心構えについて解説しました。ただし、現在の生活を犠牲にしすぎない視点も重要です。日々の暮らしを安定させながら、少しずつ資産形成を進めることで、長く続けやすくなります。最初は将来の目標から離れ、現在の収入を基準に積立額を設定してもよいでしょう。金融広報中央委員会(知るぽると)の「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※)によると、2人以上世帯は平均して手取り収入の11%を、ボーナスや臨時収入の27%を貯蓄しています。まずはこれを目安に資産形成を始め、積立習慣の獲得を目指してみてはいかがでしょうか。(※)出典:金融広報中央委員会(知るぽると) 「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和5年調査結果」家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和5年調査結果|知るぽると